落ちているゴミに気づき褒められる謎。

私が専門学生時代、美容関係のサロンへ職場実習へ行った時の話。
もちろん学生に任せてもらえることなんか当然なくて
先輩たちの技術を邪魔にならない位置で眺めているだけ。

なんかすこしでもやりたいって思っているとき
目の前にちっちゃい糸くずが落ちてたんですよね。

お客様の目に入る場所だし、捨てとくか。って
拾ってゴミ箱に入れたんですけど、
それを先輩が見ていたんです。

その日の休憩がその先輩と一緒になって
「アサヒさんすごいね、若い子はそんなちっちゃいゴミに気づいて
　ゴミ箱入れるなんてことしないよ。」

私には目の前に堂々と落ちているようにしか見えないし
逆にこれを無視するの無理じゃない？って思うんですが
さらにその日の終礼では
「アサヒさんは小さなごみにも気づいてきちんと拾っていました。
　みんなもこういう小さい気遣いを忘れないようにしましょう。」

なんて言われる始末。
褒められてるけど、あんまり大げさにしないでほしくて
そのあとの先輩たちからの視線がちょっと複雑でした。

私にとっては当たり前のことだけど
普通の人にはこんな糸くず目に入らないのかなー

まぁ忙しい人と何もできない人じゃ目に入るものも違うけどさ

初めて人より気づきが強いのかと自覚した日を
なんだか急に思い出しました。

これはいい意味での気付き過ぎですけどね。